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サラリーマン×ROCK。社宅からエモを叫びます。

【耳コピ塾】⑦エフェクターを知ろう

さて、ここからは耳コピの際に参考になる基本的な知識についてお伝えしていきたいと思います。
まずはエフェクターについてお話します。エフェクターは、ギターやベースの音色を変えるものですね。同じ弾き方でも、どんなエフェクターを使ってどんな設定にするか次第で聞こえ方は全く異なります。今回は、耳コピの際に知っておくと参考になるエフェクターについて、豊富な参考Jrock動画と共に紹介していきます。

 

 

ディストーション、ファズ

とても基本的なものですが、音を強く歪ませるエフェクターですね。歪みが強いと、不思議なことに音が複数鳴っているように感じることがあります。これは鳴らす音域の幅が広がっているためですね。倍音を一緒に押さえているように聞こえても、実は一つの弦しか鳴らしていないなんていうことはよくあります。どちらなのか分からなくなった場合は、一度強く音を歪ませて実際に弾いてみましょう。そのときの聞こえ方がやっぱり物足りなければ、本当に2つ以上の弦を鳴らしているという可能性もあります。

 

参考①:ゆらゆら帝国「発光体」

一音しか鳴らしていないのにこの存在感。音域が広くなっているのがよく分かります。


ゆらゆら帝国 - 発光体

 

参考②:ハヌマーン「或る思弁家の記憶」

ファズは荒々しいだけでなく、どこか寂し気で叙情的な響きも醸し出します。


ハヌマーン - 或る思弁家の記憶

 

 

②ディレイ

音を遅らせて鳴らすエフェクターです。遅らせる時間や回数が選べて、ほんのわずかに遅らせれば単純に音に広がりが生まれ、長めに遅らせれば同じ音を何度も弾いているように聞こえます。フレーズ内の全ての音が遅れて鳴っている場合は、ディレイを使用している可能性が高いですね。ディレイを使わずに実際に遅らせて弾いてしまうという手もありますが、ちょっと大変ですしなんかかっこ悪くなっていまいがちです(笑)。

 

参考①:ACIDMAN「ある証明」

曲の入り(0:52)で、分かりやすくディレイが掛かっています。


ACIDMAN - ある証明(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)

 

参考②:凛として時雨「DISCO FLIGHT」

曲の入り(0:21)等で、ディレイを効果的に使った単音のリフがあります。


凛として時雨『DISCO FLIGHT』

 

 

オクターバー

弾いた音の1オクターブや2オクターブ下の音(あるいは上の音)を重ねて鳴らすエフェクターです。つまり、ある高さの「ド」を弾いたらそれよりも低い(or 高い)「ド」を一緒に鳴らしてくれるということですね。これによって単純に音の数が増えますし、音に厚みが出ます。ただ、1オクターブの違いであればエフェクターを使わず、6弦と4弦、あるいは5弦と3弦をパワーコードのように押さえて弾く方法もよく使われます。早いフレーズや低音・高音の幅が広い場合にはオクターバーを使用している可能性が高いです。

 

参考①:9mm Parabellum Bullet「Cold Edge」

イントロやソロでオクターバーを使用し、音の厚みが増しています。


9mm Parabellum Bullet - Cold Edge

 

参考②:GRAPEVINE「EAST OF THE SUN」

イントロやAメロで使用。こちらはベルみたいな、サイケな響きですね。


GRAPEVINE - EAST OF THE SUN (Music Video)

 

 

④ピッチシフター

指定した分だけピッチが離れた度数の音を鳴らすエフェクターです。オクターバーの、より自在に出力音を設定できるバージョンだと思ってください(厳密には他にも違いがあります)。単音弾きなのにハモリフレーズを同時に弾けるということですね。似た種類のものに、ハーモナイザー(設定したキーに合わせてピッチを調整)やワーミ―ペダル(ペダルを踏んでピッチを調整)もあります。原音を出さずにエフェクト音だけを出力すれば、チューニングやカポを変える手間を省けたりもします。ソロなどでリードギターのフレーズが2音あり、常に一定の間隔で鳴っていたらこれらを使っている可能性が高いです(ワーミ―はまた別の独特な使われ方もします)。

 

参考①:Base Ball Bear「Stairway Generation」

イントロ等で使用。オクターバーみたいに使ってますが、デジタルな音にも注目。


Base Ball Bear - Stairway Generation

 

参考②:ストレイテナー「KILLER TUNE」(生形真一Gt.参加のLIVE Ver.)

ワーミ―ペダルの使用例。一番最初の方で、左手を動かしていないのに音程が変わる様子が分かります。


ストレイテナー × 生形真一 KILLER TUNE 【LIVE】

 

 

⑤ワウ・ペダル

ペダルの踏み込みによって周波数帯を変化させるエフェクターです。同じ音を弾いても、高音を強調するか低音を強調するかによって聞こえ方は大きく異なり、それを連続して変化させることで「ワウワウ」と言っているようなうねった響きになります。ペダルを使わず自動的に一定のリズムで周波数帯を変化させてくれるオートワウというものもあります。主にソロやカッティングのフレーズに使われます。音が変わっているように聞こえるけど、冷静に考えるとずっと同じ音程だというときはワウを使用しているはずです。音がこもったりシャリシャリになったりを繰り返すので比較的分かりやすいかと思います。

 

参考①:the band apart「Eric.W」

川崎さん本人の親切な演奏動画。Aメロで、ワウペダルを踏んで演奏しています。


the band apart「Eric.W」(川崎亘一ギター・パート):ギター・マガジン2018年11月号

 

参考②:Nothing's Carved In Stone「Spirit Inspiration

ベースがオートワウ使用。2番Aメロやサビ終わり、ラスサビ前のスラップ。


Nothing's Carved In Stone 『Spirit Inspiration』

 

 

今回ご紹介したのは、知っておくと耳コピに役立つ基本的なエフェクターについてです。他にも、段階的にエフェクト音の音程が上がっていくディレイや、爆発音を出すエフェクターなど変わったものも含め、エフェクターにはいろんな種類があります。知っておくとコピーがスムーズになるだけでなく、曲をコピーする上で音作りというのも非常に重要な要素です。ぜひ調べたり試したりしてみてください。 次回は、耳コピに役立つ奏法についての知識をお伝えします。

 

【耳コピ塾】⑥自分なりのスタイルに落とし込もう

前回 までで、忠実に耳コピするという作業は完了しました。最後は、コピーした内容を自分なりのスタイルに落とし込んでいきましょう。 演奏するにあたって、忠実にコピーをしなければいけないなんていう決まりはもちろんありません。弾きやすくしたり、好きなニュアンスを加えたりして自分だけのコピーを作り上げていきましょう。

 

 

■弾きやすくしよう

 

押さえ辛いコードを練習して押さえられるようにするのは大事なことですが、手のサイズ感や指の形によって、どうしても弾き辛い!ということもあると思います。そんな時は、無理をせずに自分なりの押さえ方を編み出してしまえば良いのです。例えば私は、薬指が関節と逆の向きに微塵も曲がらないので、Bなどのコードを弾く際、薬指で3つの弦をセーハするのではなく小指・薬指・中指でそれぞれの弦を押さえています。まあこれは割とあるあるな押さえ方なのですが、とにかく押さえられればいいよということです。

場合によっては重要度の低い音を一つ諦めるだけでも、ぐっと弾きやすくなるかもしれません(ただ、経験上弾きにくい原因となるような音は重要度が高い場合が多いです、、、)。重要度とは、その音があることでどれほど聞こえ方に変化があるかということですね。まあこれも主観によるところが大きいので、自分が良いと思えば問題ありません!

また、前後のコードとの繋がりによって形を変えるのも良いと思います。同じ弦を同じ指で押さえると、そこを軸に動かせるのでコードチェンジがしやすいですよね。

 

 

■好きなニュアンスを出そう

 

コピーをしていく中で、「ここはあまり低音を鳴らさずに軽い響きにしたい」だとか「この音を足しておしゃれな感じにしたい」といったように、原曲とニュアンスを変えたい部分も出てくるでしょう。そういったこだわりは、バンド全体のバランスを見ながらどんどん取り入れちゃいましょう。

方法としては例えば、1,2弦あたりを開放弦に変えたり、余った小指でどこか押さえたり、不要な弦をミュートしたりするのがやり易い手ですね。 フレーズの途中で一音だけ変えるいうのもたまに取り入れると変化が出せるのでお勧めです。こちらはよくある、Dの1弦を途中で変化させるフレーズです。

 

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Dを弾く際に、小指でおかずを入れる例

 

また、押さえ方は一緒でも、右手で弾く弦を限定したり、音作りを変えたりしてニュアンスを変える方法もあります。

アーティストにも、スタイルや癖があります。自分の好きなコードがあれば、それを取り入れてみて自分のスタイルを形作っていくのも良いでしょう。

 

 

■曲どうしの繋がりを考えよう

 

ライブでは、何曲かまとめて演奏することになるかと思います。そして場合によっては、1曲終わってすぐ次の曲へ繋げたいという時があるでしょう。そんなときに、チューニングやカポを変える必要があるとどうしてもスムーズには繋げられませんよね。

曲順を変えるという簡単な解決策もありますが、どうしてもこの曲からこの曲へ繋げたいんだ!というこだわりがある場合はチューニングやカポを変えないで弾ける押さえ方を考えるという手もあります。開放弦で鳴らしていた部分を頑張って違う弦で押さえるだとか、オープンコードをバレーコードに変えるだとか、あまりいらない音は諦めるだとか方法は様々です。

ただ、このようにする場合もまずは通常の流れで耳コピを完了させて、その後に押さえ方を変えるという手順を推奨します。理由は、やはり正しいセッティングの方が耳コピがしやすいからです。形が押さえやすかったりコードチェンジがしやすかったりするので音を見つけやすいわけですね。 慣れてきたらこのようにライブ全体の流れにも気を配って弾き方を決めていきましょう。

 

 

■細かいことは気にしない

 

正直に言ってしまって耳コピの細かい違いというのは、ライブで演奏を聞く側にとってほとんど分からないレベルだったりします。特にギタボのバッキングは、右手の弾き方や音作りを含めた雰囲気作りが非常に大事です。耳コピもその雰囲気作りのために正確であるべきではありますが、細かいところの重要度は低いと考えて良いでしょう。もちろん、自分が気になる部分はしっかり考えた方が良いですが、「これでいいのかな」と聞く側の受け取り方を気にしすぎる必要はないということです。

 

 

今回お伝えした内容は、慣れてきたら耳コピをしながら適用してしまって問題ありません。が、逆に慣れるまではやはりまずしっかり耳コピしてからそれを自分なりに変えていって欲しいです。そうしないといつまでも耳コピが上達しないということになりかねません。

押さえ方をコピーする耳コピはこれで終了となります。この後は、耳コピや音作りの参考になるような記事を少しお伝えしていきたいと思います。ひとまず、お疲れ様でした!

ギターの弾き方に正解はありません。無限の可能性を試してみて、自分に合った演奏をしましょう!

 

【耳コピ塾】⑤視野を広げてみよう

【耳コピ塾】④様々な形を試してみよう まで終えた方は、すでにかなり原曲に近いコピーが出来ているでしょう。ただ、まだ何かが違うと感じる、あるいは同じ音を聞き過ぎて合っているかどうか判断できなくなったという方は、少し視野を広げてみましょう。 ここでは、より正確に耳コピを完成させるための検証方法を3つご紹介します。鳴らしている音を完全にコピーするという意味ではこの回が最後となります。あと少し、頑張っていきましょう!

 

 

■音の流れを考えよう

 

まずは、聴くフレーズの視野を広げてみましょう。同じコードを聞き続けているだけではなかなか見えてこない音も、まとまったフレーズの中で音の流れを追うと不思議と浮かび上がってくることがあります。

そしてコードの音すべてを聞こうとするのではなく、高音や中低音などにしぼって一つの音を探し、それらの流れをすべてまとめると「コードチェンジ」が出来ている、というような認識で進めてみましょう。言葉だけでは少し分かり辛いかと思いますので、こちらの動画にて解説したいと思います。

 


【耳コピ塾】音の流れを考えよう

 

この、それぞれの音域で音の流れを追うという作業では、スケールを意識すると音が見つけやすいかと思います。スケールについて詳しくはこちら。

⇒【ギタースケールについて -【エレキギター博士】

 

綺麗なコードチェンジというのは、一つ一つの綺麗な音の流れの集積で成り立っています。全体的に聞いたり部分的に聞いたり色んな角度で試してみてください。

 

 

■他の楽器の音を聞こう

 

次に、楽器の視野を広げてみましょう。【耳コピ塾】③ルート音を見つけよう でもお伝えした通り、同じフレーズではどの楽器も同じコードに沿って音を鳴らしています。ですので、他の楽器(歌も含みます!!)が鳴らしている音がコードに組み込まれている可能性が高いのです。

ルート音を見つけるときは小節の頭の音のみに着目しましたが、コードの構成音を探す場合はそのコードを弾く間に鳴らされる全ての音を参考にしましょう。例えば、1小節の中でベースや歌のフレーズが「ドーソミソラソミ」と動く場合は、「ド」「ミ」「ソ」「ラ」が使われている可能性が高いということですね。もちろん、必ずしも全ての音が含まれているわけではないため注意が必要ですが、大いに参考になるかと思います。

また、正解の音を弾いているつもりでも実はオクターブが違うということもありますね。音に厚みが足りなかったり、逆に重すぎたりする場合はこちらも要チェックです(他楽器が鳴らす音とオクターブまで合わせる必要はありません)。 

自分のパートと他楽器を聞き比べながら、どの音を一緒に弾いて厚みを増し、どの音を他楽器に任せてしまうかを判断しましょう。

 

 

■音色の違いに注意しよう

 

これまではずっと、ひとつひとつの「音の高さ」を探してきましたが、ここでは「音色=音の響き」に注目してみましょう。同じ音を弾いてる気がするのになんか聞こえ方の雰囲気が違うなーと感じる方、実はすでに「音の高さ」は耳コピ出来ているかもしれません。要するに押さえ方はあっているけども、音色が違うことによって雰囲気が合わないということですね。

この音色を作り出すのが、大きく分けてエフェクターと奏法の二つです。これらを駆使することで、音が図太く聞こえたり、広がりを持って聞こえたり、繋がって聞こえたりするわけですね。詳しくは ⑦エフェクターを知ろう と ⑧奏法を知ろう  にてご紹介しますのでそちらをご覧ください。

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は大詰めということで、少し難しい部分もあったかもしれません。文章量こそ少なめですが作業としては苦戦する方もいるでしょう。ですが、やはり細かいニュアンスにこだわるならば細部までしっかりと耳コピをしたいものですよね!音感がなくて自信が無いという人も、チャレンジし続けるうちに鍛えられていくことでしょう。ぜひここまでやり遂げて、「本物みたい!」と言わせるような演奏をしてやりましょう!

 

さて、音のコピーはここまでで完了ですが、最後にそれを自分のスタイルに落とし込みましょう。今回言っている内容がよく分からん!という方も、もう次の記事に進んで頂いて大丈夫です(笑)。演奏のしやすさや好みは人それぞれなので、次の記事でコピーした曲を自分のものにしてしまいましょう。

 

【耳コピ塾】④様々な形を試してみよう

【耳コピ塾】③ではルート音を見つけるところまで終わりました。

次はいよいよコードを特定するぞ!といきたいのですが、コードって細かい違いやアーティストのこだわりなんかを含めると非常にたくさんの形があるんですよね。そしてそういう細かい部分がいいニュアンスを出すために重要だったりするんですが、いきなりそれをピンポイントで探し当てるのは難しい場合があります。なのでまずは、代表的なコードで言うとどれに当てはまるかというのを探していきましょう。曲によっては、この作業だけで耳コピが完了するケースもあります。

 

 

ステップ1:ルート音を元にコードを弾きまくる

 

まずは、手元にコード表を用意しましょう。

【コード表⇒世界一見やすいギターコード表 | muuu.jp

そして、③で聞き取ったルート音のコードを片っ端から弾いてみましょう。例えば、ルート音が「ド=C」であれば、C、Cm、C7、Cm7、Cadd9、Csus4、、、というように「Cなんとか」というコードですね。これらを試してみて、一番しっくりくるものをベースに細かい音の違いを考えていきます。もし、マイナーコードっぽいな、とかセブンスコードっぽいなといったようにある程度コードの目星がつくのであれば、そこから探していきましょう。ただ、まだ耳コピに慣れていない段階ではなるべく多くのコードを試してみてほしいです。ひとつ弾いてみて「これかも!」と思っても比べてみると他の音の方が近かったということはよくあります。この時点でどのコードも何か違うなーと感じる場合は、とりあえずという気持ちで雰囲気の近いものをひとつ選んでみてください。あとでその違和感を取り除きましょう。 

 

ステップ2:曲に合わせて、しっくりこない音を探す

 

コードの目安がついたら、それを曲に合わせて弾いてみましょう。この時、【耳コピ塾】②準備をしよう で紹介したソフトを使い狙った音を強調して聞くパターンと、通常の音源通りに聞くパターンの二通りを試すことをお勧めします。理由は、コード内の音でギターが鳴らしていない音がある場合に、その音との調和が取れているのかを確かめるためです。

そして弾いている音と一音一音じっくり聞き比べて、しっくりこない音を見つけだしましょう。「しっくりこない」というのは、その音を鳴らすことによって曲の聞こえ方が若干でも変わるかどうか、という観点で考えて下さい。なんか暗い雰囲気が足されたな、とかおしゃれになったな、とか明るくなったなという感覚があればどこか音が違ったり余計な音を鳴らしている可能性が高いです。もちろん、この段階ですでに正解の音を鳴らしている可能性もあるので、何も違和感を感じなければその時点で終了となります。

 

 

ステップ3:しっくりこない音だけを他のフレットに変える

 

ステップ2ではしっくりこない音を探しました。今度は、コードを押さえた状態から、その音のみを他のフレットに変えてみましょう。場合によっては、開放弦であったりミュート(鳴らさない弦)であったりもします。簡単に押さえられる範囲で見つからなければ、6弦を親指で押さえてみたり、ルート音を鳴らす弦を変えたりしてみてください。同じコードの音を鳴らす押さえ方というのは、ルート音をどの弦(5,6弦のいずれかがほとんど)で鳴らすかによって何パターンか存在します。押さえ方は、「同じ弦をルート音としている、他ルート音の同タイプのコード」を参考にしてください。何を言っているかというと、例えばC7を鳴らしたい場合、ステップ1で紹介したコード表に記載の押さえ方の他に、6弦8フレットをルート音として指の形をF7(6弦をルート音としているセブンスコード)と同じように押さえる方法や、5弦3フレットをルート音として指の形をC#7(5弦をルート音としているセブンスコード)と同じように押さえる方法があります。

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C7のいろいろな押さえ方

なお、上記の図ではなるべくコード表の音に近づけるよう、参考にしたコードの押さえ方を元に1弦を開放弦に変えたり2弦をミュートにしたりしています。場合によっては参考コードと同じように完全にセーハしてしまった方が音源に近づくかもしれません。

また、そもそもギターがルート音を省略している可能性もあります。すべての音がしっくりくるような押さえ方ができる場所を探してみましょう。

 

 

ステップ1~3すべてに共通して言えることですが、色々な可能性を想像して試してみるということが正確な耳コピのために大事なことです。最初のうちは大変でしょうが、慣れてくると変わった形のコードでも不思議なくらいスッと見つかります。5曲くらい耳コピするだけでも相当やりやすさが変わってくると思います。

 

ここまで来れば、ざっくり耳コピが完了です。ざっくり、といいながら、結構詳しく解説してしまったのでこの時点ですでに完璧になっている可能性もあります。
ですので、もうこれで何も問題ない!と感じる方は⑥自分なりのスタイルに落とし込もう へと進んでください。

まだ何か細かいところが違う気がするという方や、どうもこの方法は合わないと感じる方は、違った角度から詳細に検討する方法をお伝えするので⑤視野を広げてみようの記事へと進んでください。

それではひとまず、お疲れ様でした!

 

【耳コピ塾】③ルート音を見つけよう

さて、準備もできたところでいよいよ実際に音を聞き取っていきましょう。まず初めに見つけるべき音が、「ルート音」です。比較的分かりやすい音ではありますが、ここを間違えてしまうとバンド全体での調和が取れなくなってしまうのでしっかり押さえておきましょう!

 

 

■ルート音とは

 

ルート音とは、簡単に言うと「コードの土台となる音」です。例えば、C、Cm、C7、Cadd9、Csus4のように「Cなんとか」という名前のコードは、全て「C=ド」の音が土台となっています。そこに色々な音を足すことでニュアンスの違いが生まれているわけですね。この土台となる一音のことをルート音と呼びます。

ルート音について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。⇒

ルートとは?度とは?/指板図くんのギター・コード講座

 

曲中のあるフレーズをバンドで演奏する際、弾いている音に違いはあっても、基本的にどの楽器も同じコードに沿った音を鳴らしています。ベースはGコードに沿った音を弾いているのにギターはCを弾いているなんてことは、まずないと思ってください。コードにはいろんな種類があり、Cコードのルート音だけGに変えたConG(オンコードと言います)といったものもあるため分かり辛いことがありますが、細かく見て行けばやはりどの楽器も同じコードに沿って演奏しています。コードが共通しているということは、ルート音も共通しているということですね。音を聞いていきなり「これはCadd9だ!!」と分かるには経験が必要ですので、まずはルート音が何かを探るところから始めていきましょう。

 

■ベースを聞いてみる

 

前述したように、同じフレーズではどの楽器も同じコードに沿っています。つまり、耳コピの際には自分のパートだけでなく他の楽器の音も非常に参考になるわけですね。その中でも特に意識してほしいのが、ベースです。理由は、ベースがルート音を弾いている可能性が非常に高いからです(というか基本的に弾いていると思ってくれて大丈夫です)。ただ、ベースはギターより低い音を鳴らしていますので、ベースがCを鳴らしていたらギターではもう1オクターブ上のCを鳴らすことになりますね。1オクターブと言いましたが、もう一つ高い場合もあります。要するに「C」であることが重要だということですね。
また、ベースはバンドの中で一番低い音を鳴らしているため聞き取りやすいというのも、ベースに注目すべき理由のひとつです。

 

【耳コピ塾】②準備をしよう で紹介したwpak32を使っている場合は、「R」ボタンを押すとベースが強調されるかと思います。慣れてくれば、「L-R」ボタンを押してバッキングギターの最低音を聞き取ることもできます。ただこのとき注意してほしいのは、バッキングギターの最低音とルート音が一致しない場合があるということです。これはコードが違うというわけではなく、バッキングギターにおいてルート音を省略しているというケースです。押さえにくい形のコードの時などは、もうルート音はベースに任せちゃえ!となるわけですね。もちろん頑張ってルート音を押さえてもらっても響きとしては問題ありません。省略している場合もあるということを頭の片隅に入れておくと、楽な押さえ方に気づきやすくなります。

 

■小説の頭以外は無視

 

ベースを聞く、に関する続きです。先ほどベースはルート音を弾いていると言いましたが、もちろんそれ以外の音だって弾きます(ルート弾き、という本当にルート音しか弾かない曲もありますが)。特に早いテンポでどんどんベースラインが動くような曲は、いったいどれがルート音なんだ!となってしまいます。そんな時は、コードが切り替わった直後(小節の頭であることが多いです)の音のみに着目しましょう。新しいコードに移った最初の1音は、そのフレーズを印象付ける大事な音ですので、ルート音を鳴らす場合が非常に多いです。また、そのコードチェンジは曲の流れを形作っていくものなので、小節の頭などキリの良いタイミングで切り替わることが多いです。耳コピをする際には、まずある程度のまとまったフレーズ内で、小節の頭のベース音を抜き取ってみることから始めるのが良いでしょう。

 

 

■聞きながら弾いてみる

 

ベース音は低い音ですので、他の楽器に埋もれることなく聞き取りやすいという利点はありますが、一方で細かい音の違いを認識し辛いという欠点もあります。耳コピのやり方として、まずは 聞く⇒弾く⇒聞く⇒弾く といったやり方で音を確かめるかと思いますが、このやり方だと「C」を聞いているのに「C#」を鳴らして同じ音に聞こえてしまう場合があったりします。ですので、音の候補が定まったら曲を流しながらそれに合わせて弾いてみましょう。そうすると、違う音を鳴らしている時は違和感を感じると思います。音感に自信のない方はそんなの分からない、と思われるかもしれません。そんな時は、近くの音を片っ端から鳴らしてみて一番近いと感じる音を探し当てましょう。弾いている音が聞いている音より高いか低いかの判断を根気強く続けていけば、最後には正解にたどり着けます!

 

■「違うかも」と疑ってみる

 

よし、ルート音は完璧に聞き取った!というそこのアナタ。ちょっとだけ待ってください。先ほど言ったことと重複する部分もありますが、ベース音は思わず聞き間違えてしまうということが起こりやすいです。ですので、「間違えているのではないか」という気持ちで確認してみることが大事です。特に間違えやすいのが、倍音です。とても簡単に説明すると、「同じ音ではないが調和して聞こえる音」です。響きが調和しているため、倍音を弾くとしっくりくる感じを持ってしまいます。ただ、「違うかも」と疑ってしっかり考え直せば、よりぴったり一致する音が見つかるはずです。これもやはり、曲を流しながら一連のフレーズを弾いてみると気づきやすいですよ!

倍音について詳しくはこちら⇒

倍音とは何か?初心者にもわかるように簡単に解説します。 - 月の中の雲

 

 

ルート音を見つけるのは耳コピにおいて大事な部分ですので、長々と解説してきました。が、慣れてしまえばいたって簡単です。ルート音だけなら、最終的には曲を普通に流しながらそのままコピーできてしまうくらいになります。そして、ルート音のコピーが出来ればもう耳コピは半分終わったと言っても過言ではありません。もちろん細かいニュアンスなどを表現していくためにはもう半分が重要となってくるのですが、逆にざっくり耳コピであれば、ある程度コードの知識があればこの時点で出来てしまいます。じゃあそのざっくり耳コピはどうやればいいのかというのを、次の回でお伝えしたいと思います。

 

【耳コピ塾】②準備をしよう

耳コピをするにあたって、まずはやりやすい環境を用意しましょう。
耳コピ」と言いながら、実は目で映像を見るというのも非常に有効だったりします。
遠回りをしなくて済むように、事前にいくつかのチェックポイントを確認した上で耳コピに臨みましょう!

 

 

■ソフト(アプリ)の準備

私は、音を聞き取りやすくするためにソフトを使っています。ソフトは絶対に必要というわけではありませんが、使うと耳コピのやりやすさが全然違います。リードギターならまだしも、ギターボーカルが弾くバッキング等は音源のままだととても聞き取りにくいです。以下のソフトを使えば、スピードを落として聞けたり特定の音を聞きやすい状態にできるため、非常に耳コピしやすくなります。ここに記載のあるソフトはすべて無料で使えるフリーソフトですのでご安心ください!

 

・聞々ハヤえもん

hayaemon.jpこちらは楽器演奏者にとって有名なプレイヤーです。いくつか機能がありますが、特筆すべきはやはり、速度と音程を調節できるという点です。
再生速度を細かく指定できるので、最適なスピードに落として聞き取りやすくすることができます。また、音程調整も細かく出来るため、キーを変更してコピーしたいという時にも頭の中で変換するのではなく聞いたままでコピーすることが可能となります。
耳コピだけでなく、練習用にもとっても便利なソフトです。スマホ用アプリもあります。

 

・wpak32
【ダウンロード先:WPAK32 紹介

私が長年愛用している、最高の耳コピソフトです。周波数を限定するフィルタをかけることで、聴きたい音を際立たせることが出来ます。細かく設定することも可能ですが、ギターボーカルの人におすすめしたいのはなんといっても「L-R」ボタン。これを押せば、バッキングギターの音が魔法のように浮き出て聞こえてきます!もちろん、ベース、リードギター、コーラスを際立たせるのにも役立ちます。また、再生位置を細かく設定して、EnterキーやSpaceキーで簡単に一時停止・繰り返し再生ができるのも魅力的です。耳コピには不可欠なソフトといっていいでしょう!

 

・Any Audio Converter

www.any-audio-converter.com

こちらは、ファイルの拡張子を変換するソフトです。一口に「音楽ファイル」といっても、様々な種類があります。よくあるのは「.mp3」「.mp4」「.wma」ファイルとかですね。上記のwpak32を利用するためには、拡張子を「.wav」というWAVEファイルに変換する必要があります。このソフトを使えば、変換後の保存先を指定してポチッとクリックするだけですぐに変換してくれるのでお手軽です。多くの拡張子入出力に対応しているため、他にも様々な場面で使えるソフトです。

 

Tux guitar

www.gigafree.net

せっかく耳コピしても、忘れてしまったら意味がない!ということで、フレーズごとにすぐメモするようにしましょう。このソフトでは、ギターのフレットをクリックすればtab譜にしてくれるので、視覚的な操作で簡単にメモすることができます。メモを見返す時も、tab譜の数字だけでなくどのフレットを押さえるかが視覚的に分かるので分かりやすいです。私は細かいタイミングやアルペジオなどは無視して、左手でどう押さえるかのみをフレーズごとに簡単にメモしています。ちなみに、ネット上で同じファイル形式のtab譜が配布されている場合は読み込み&再生も可能です。

 

ちなみに、これらのソフトを使う場合には基本的に音源のファイルを持っていることを前提としています。apple musicやspotifyのようなサブスクで聞いているよという方は、まずファイルをダウンロードしてください(ダウンロードしたファイルの保管先やmp3ファイルとしての利用方法等は、各サブスクによって異なると思いますので検索してみてください)。

 

■動画の準備

 

冒頭でも少し触れましたが、耳コピにおいて、動画を目で見てコピーするというのも非常に役立ちます。いわゆる目コピというやつですね。一番望ましいのはアーティスト本人のライブ映像ですが、なければ弾いてみた動画を参考にするとよいでしょう。ただ、弾いてみた動画はコピーが正確でない場合があります(というかほとんど、、、)。そもそも正確なコピーが目的ではなくアレンジを含めている可能性がありますしね。アーティスト本人の映像でも、ライブver.のフレーズを弾いている場合があるので、あくまで動画は参考程度と考えましょう。主なチェックポイントは以下の通りです。

 

①大体のフレット位置
これが分かるだけでも、耳コピが非常にスムーズになります。バレーコードなのかどうかも参考になりますね。


②カポの有無
カポを使っているかどうか、何フレットに使っているのかというのは、ぜひ動画で最初にチェックしておくべきポイントです。耳で聴きとっていく中でカポの存在や位置を模索するのは上級テクニックなので。

 

③パート分け
そもそも自分がどのフレーズを担当すればいいのかをチェックしましょう。バンドメンバーと分担ができていれば問題はないですが、基本的には本人と同じパート分けということが多いと思います。リードギターが弾くと思ってたフレーズを実はギタボが弾いていた、なんてことはよくあります。


④使用エフェクター
動画によってはエフェクターも見えることがあります。どんなエフェクターを使うか参考にしましょう。ただし、ライブ全体の中では使うが該当曲では使っていないというケースもあるため要注意。

 

 

■ギターの設定

 

耳コピを始める前に、ギターのセッティングをしましょう。チェックポイントは、チューニングとカポの2点です。ここを間違えた状態で耳コピを進めようとするととても苦しむことになるので、可能なかぎり確認をしておきましょう。

 

・チューニング
やはり一番多いのはレギュラーチューニング(低音弦から、EADGBE)ですね。次に多いのが、全て半音ずつ下げるというチューニングでしょうか。ハードコアなどでは、ドロップDというチューニングも多いですね。他にもチューニングの種類はいろいろありますが、厄介なのはアーティスト独自のチューニングをしている場合です。こういった場合は、まず頑張って調べてみましょう。変則チューニングの場合はネットに情報がある可能性が高いので、「"曲名" チューニング」とかで調べれば出て来てくれるはずです。ちなみに、私が以前コピーしたAmerican Footballというバンドは曲ごとに違う変則チューニングをしていて、EBCGBEとかEAC#BBEとかでした(笑)。ネットで調べても人によって言っていることが違ったり、本人の手の動きとどうしても合わなかったりで苦労しました。そういった場合の対処法は後述します。


【代表的なチューニング⇒【ザ・低音】主なドロップチューニング・ローダウンチューニング一覧 – ナルガッキ

 

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キーを上げる役割をしてくれるカポタスト(通称、カポ)を使うときがあります。カポを使うかどうか見抜く一番の方法は、上述のように動画を使った「目コピ」です。ただ注意するべき点は、アーティストによっては音源とライブでキーを変えている場合もあります。また、弾いてみた動画では歌いやすいように自分に合わせたキーにしている人もいます。原曲と聞き比べた上で判断しましょう。

 

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つまりまとめると、「調べる」ということですね。調べて出てこなかった場合はもう自分で正解を見つけ出すしかないのですが、これが非常に難しい。
基本的な考え方としては、以下のふたつが大切です。


①曲の中で最も低い音が何か
ギターの音の中で最も低い音は6弦の開放弦です。この音が曲中の最低音と一致するケースが多いです。少なくともこの音より低い音が曲中で使われていたら、確実にチューニングを変える必要がありますね。


②よく出てくる高音はないか
チューニングやカポは、弾きやすくするためのセッティングです。つまり、よく出てくる音を簡単に鳴らしたいという主旨なわけです。ですから、よく出てくる音(経験上、高音である1,2弦が多いです)を開放弦に合わせると正解のセッティングにたどり着きやすいです。

 

ただ、大前提として自分が弾きやすければ何でもいいので、分からない場合は正解(本人のセッティング)に固執しすぎず自由に弾いてしまいましょう。
厳密には、同じ音でもどの弦を鳴らすかによって響きが変わってきたりしますが、分からないという場合は仕方ありません。
たくさん耳コピをしていくうちに、段々慣れてきてスムーズにできるようになってきます!

 

 

ここまでで準備は終了です。長々と書いてきましたが、実際にやる作業量としては大したことありません(ソフトのダウンロードさえ済んでいれば)。
この準備を怠ると後々苦労する可能性もあるので、しっかりとしておきましょう。
では、次回からいよいよ実際に音を聞き取っていきましょう!

 

【耳コピ塾】①耳コピをしよう

この【耳コピ塾】では、音楽を演奏する人、特にバンドをやっている人は誰もが通るであろう「耳コピ」について、用意するものや具体的な方法、役立つ知識などについて解説していきます。

 

 

耳コピとは

耳コピとは、曲を自分の耳で聞き、どう演奏されているかを解明することを言います。「耳で聞いてコピー」の略ということですね。
楽器を演奏し始めた頃は楽譜を元に演奏することが多いかと思いますが、楽譜がない曲やアレンジバージョンの音源をコピーしたいときにはこの耳コピが不可欠となります。
筆者は高校生の頃からバンドでGt.&Vo.をやっており、少なくとも200曲以上は耳コピをしてきました。

 

■メリット

 

・どんな曲でも演奏可能に!
軽音に関して言うと、いろいろなバンドや曲を知っていくうちに、楽譜が無い曲というのがたくさんあることに気づきます。むしろ楽譜がある曲の方がレアだと言っていいでしょう。また、音源と違ったアレンジをしているライブ動画を見かけることもよくあります。そういったアレンジは非常にかっこよく、自分のライブでもぜひ真似してみたいですよね。耳コピができれば、聴くことができるすべての音源を演奏できる(演奏の仕方がわかる)ということになります!

 

・お金がかからない!
毎回楽譜を購入していると、結構お金が厳しくなってきます、、 バンドメンバー用に印刷するのも、お金・手間共にかかってしまいますよね。
耳コピであればそんな心配は無用です。もちろん耳コピの手間というのは必要になりますが、慣れてくれば案外楽に終わります。むしろ私は、楽譜を目で追って頭で理解してコピーするというのが非常に苦痛なので(笑)、直感的にできる耳コピのほうが好きです。楽譜が手元にあっても耳コピします。

 

・より精度の高いコピーが可能に!
ある程度演奏力がついてくると、市販の楽譜やネット上の楽譜には実際と異なる部分が多々あることに気づくかと思います。「アーティスト公認」と謳っている楽譜ですら、細かい部分(時には細かくない部分も、、)が間違っていることがよくあります。アーティスト自身が楽譜を作成しているわけではない以上、こうしたことが起こってしまうんですね。大学生のアルバイトが作っていたりもしますしね。その点、耳コピならあなたの"耳コピ力"次第で精度は完璧に!

 

・アレンジ力、即興力が身につく!
耳コピを続けていると、コードやフレーズって案外自由なんだなということが分かってきます。基本の形から一音だけ変えてみると深みのある響きになったり、異なる弦・フレット位置で同じ音を鳴らしてみるととても弾きやすくなったり。これはなんていう名前のコードなんだろう、と分からないまま弾いているコードもたくさんあります(笑)。そういった工夫をしているうちに、細かいニュアンスの違いがどう生まれているかが理解できてきたり、綺麗な音・コードの流れというのが掴めてきたりします。その結果、自分なりのアレンジや、即興演奏などの力が身につきます。

 

 

■やり方

耳コピと聞くと、どうしても難しいというイメージを持ってしまう人がいます。確かに、ある程度の音感は必要になってきますが、絶対音感のようなレベルの高い音感は必要ありません。一音ずつ比べた時に、音源で聞いた音と自分で鳴らした音が一致するかどうかが分かれば大丈夫です。この一致するかどうかの判断というのも、最初のうちは難しく感じる人がいるかと思いますが、耳コピを続けているうちに段々と慣れてくるでしょう。
また、曲の難易度が高そうだから耳コピができないということもありません。もちろん、フレーズが早すぎたり曲の進行パターンが複雑だったりするとその分時間は掛かるかと思います。ですが、スロー再生などを用いれば基本的に耳コピはできます。音源によっては音がつぶれ過ぎていて細かく聞き取れない場合というのもありますが、、
少なくとも、「演奏の難易度」耳コピの難易度」は別物だと考えてください。私も、耳コピはできたもののまったく演奏できなくて困ったなーという経験は多々あります(笑)。

具体的な耳コピの方法については、「耳コピ塾」の記事にてお伝えしていきます。
バンドにおけるギターの耳コピに焦点を当てて解説していきますが、基本的な考え方はどの楽器も共通です。
流れとしては以下のようになっています。

②準備をしよう 

③ルート音を見つけよう  

④様々な形を試してみよう 

⑤視野を広げてみよう 

⑥自分なりのスタイルに落とし込もう

⑦エフェクターを知ろう 

⑧奏法を知ろう

⑨音源で複数のギターが使われているとき 

 


④まででざっくり耳コピ完了、⑤で詳細耳コピ完了、⑥~⑨は耳コピがしやすくなるような参考記事となっています。

 

好きな曲を自由に演奏できるよう、耳コピマスター目指して頑張りましょう!!