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【耳コピ塾】①耳コピをしよう

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この耳コピ塾】では、音楽を演奏する人、特にバンドをやっている人は誰もが通るであろう「耳コピ」について、用意するものや具体的な方法、役立つ知識などについて解説していきます。

初回の今回は、「そもそも耳コピとは何なのか?」「何のためにするのか?」といったことについて解説していきたいと思います。

耳コピ出来るようになりたいと思っている方、興味はあるがなかなか手が出せないという方にぜひ読んで頂ければ嬉しいです。

 

 

 

 

 

耳コピとは

耳コピとは、曲を自分の耳で聞き、どう演奏されているかを解明することを言います。「耳で聞いてコピー」の略ということですね。
楽器を演奏し始めた頃は楽譜を元に演奏することが多いかと思いますが、楽譜がない曲やアレンジバージョンの音源をコピーしたいときにはこの耳コピが不可欠となります。
筆者は高校生の頃からバンドでGt.&Vo.をやっており、少なくとも300曲以上は耳コピをしてきました。

 

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■メリット

 

・どんな曲でも演奏可能に!

軽音に関して言うと、いろいろなバンドや曲を知っていくうちに、楽譜が無い曲というのがたくさんあることに気づきます。むしろ楽譜がある曲の方がレアだと言っていいでしょう。また、音源と違ったアレンジをしているライブ動画を見かけることもよくあります。そういったアレンジは非常にかっこよく、自分のライブでもぜひ真似してみたいですよね。耳コピができれば、聴くことができるすべての音源を演奏できる(演奏の仕方がわかる)ということになります!

 

・お金がかからない!

毎回楽譜を購入していると、結構お金が厳しくなってきます、、 バンドメンバー用に印刷するのも、お金・手間共にかかってしまいますよね。
耳コピであればそんな心配は無用です。もちろん耳コピの手間というのは必要になりますが、慣れてくれば案外楽に終わります。むしろ私は、楽譜を目で追って頭で理解してコピーするというのが非常に苦痛なので(笑)、直感的にできる耳コピのほうが好きです。楽譜が手元にあっても耳コピします。

 

・より精度の高いコピーが可能に!

ある程度演奏力がついてくると、市販の楽譜やネット上の楽譜には実際と異なる部分が多々あることに気づくかと思います。「アーティスト公認」と謳っている楽譜ですら、細かい部分(時には細かくない部分も、、)が間違っていることがよくあります。アーティスト自身が楽譜を作成しているわけではない以上、こうしたことが起こってしまうんですね。大学生のアルバイトが作っていたりもしますしね。その点、耳コピならあなたの "耳コピ力" 次第で精度は完璧に!

 

・アレンジ力、即興力が身につく!

耳コピを続けていると、コードやフレーズって案外自由なんだなということが分かってきます。基本の形から一音だけ変えてみると深みのある響きになったり、異なる弦・フレット位置で同じ音を鳴らしてみるととても弾きやすくなったり。これはなんていう名前のコードなんだろう、と分からないまま弾いているコードもたくさんあります(笑)。そういった工夫をしているうちに、細かいニュアンスの違いがどう生まれているかが理解できてきたり、綺麗な音・コードの流れというのが掴めてきたりします。その結果、自分なりのアレンジや、即興演奏などの力が身につきます。

 

 

 

■やり方

耳コピと聞くと、どうしても難しいというイメージを持ってしまう人がいます。確かに、ある程度の音感は必要になってきますが、絶対音感のようなレベルの高い音感は必要ありません。一音ずつ比べた時に、音源で聞いた音と自分で鳴らした音が一致するかどうかが分かれば大丈夫です。この一致するかどうかの判断というのも、最初のうちは難しく感じる人がいるかと思いますが、耳コピを続けているうちに段々と慣れてくるでしょう。 

 

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また、曲の難易度が高そうだから耳コピができないということもありません。もちろん、フレーズが早すぎたり曲の進行パターンが複雑だったりするとその分時間は掛かるかと思います。ですが、スロー再生などを用いれば基本的に耳コピはできます。音源によっては音がつぶれ過ぎていて細かく聞き取れない場合というのもありますが、、
少なくとも、「演奏の難易度」耳コピの難易度」は別物だと考えてください。私も、耳コピはできたもののまったく演奏できなくて困ったなーという経験は多々あります(笑)。

 

具体的な耳コピの方法については、「耳コピ塾」の記事にてお伝えしていきます。
バンドにおけるコード弾きギターの耳コピに焦点を当てて解説していきますが、基本的な考え方はどの楽器も共通です。
流れとしては以下のようになっています。

 

耳コピをしよう
②準備をしよう 

③ルート音を見つけよう 

④様々な形を試してみよう 

⑤視野を広げてみよう 

⑥自分なりのスタイルに落とし込もう

⑦エフェクターを知ろう 

⑧奏法を知ろう

⑨複数のギターが使われている音源 

 


④まででざっくり耳コピ完了、⑤で詳細耳コピ完了、⑥~⑨は耳コピがしやすくなるような参考記事となっています。

 

好きな曲を自由に演奏できるよう、耳コピマスター目指して頑張りましょう!!