久々の記事です。
今回は特別編として、最近受けた「ICL手術」のことについて記録に残してみようと思います。
私は中学生以来ずっと目が悪く、コンタクト歴も15年くらいありました。ですがやっぱりコンタクトは面倒だし乾くし何か他に良いやつないかなーと思っていたところにICLを知って、一気に調べて一気に実施へと踏み切りました。
結論としては、最高でした。受けて本当に良かったです。
このすばらしさを伝えたいというのと、自分もそうだったのですが実施を決めるのに結構勇気が必要だったので、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
ここにたどり着いている人はICL手術の概要とかはもう知っていると思いますので、説明は割愛して実際の体験記を中心に書いていきます。
選んだクリニック
新宿近視クリニック
私が手術を受けたのは、新宿近視クリニックです。
選んだ理由は、①安さ、②実績、③通いやすさ の3点が良い感じだったからです。
まあここは大事な選択なので皆さん自身でよく考えてもらえればと思いますが、私の考え方としては下記のような整理です。
(自分で調べた内容を元に考えましたが認識違いあったらごめんなさい)
・クリニックによって価格が異なるが、実施内容やレンズの種類は同じ。
・保険適用外ということもあり、価格設定は各クリニックのビジネス戦略に基づいて決められているはず。顧客を増やすために安くしたり、安心感を高めるためのブランディングであえて高くしたり。あるいは、抱えている執刀医が少ない場合、案件数が稼げずに膨大な数ある検査機器代の元が取れないため高くなってしまうなどもあるかと。要するに、安いから微妙みたいな話ではなさそう。
・ICLの手術自体は特に難しいものではないとされている。
・適応検査や術後の定期健診も含めると、最低でも8回は通うことになる。
新宿近視クリニックは東京で最安値に近く(私の場合は紹介割引込みで507,000円でした)、実績も多く、私の家からも通いやすかったのでここにしようと決めました。
紹介コード
ちなみにここでは紹介コードがあって、こちらを使えば割引が受けられるのでぜひ使ってください。(私にもちょっと嬉しい仕組みです笑)
私も使用して、537,000円⇒507,000円と3万円引きになりました。
ICLだと2~3万円、レーシックでも1万円程度の割引ができますのでとりあえず使っておいた方が得です。
ネットで拾ってきたコードじゃダメとかは特に無いのでご安心ください。私も同じようにネットで探して使いました。期限とかも特にありません(2024年11月現在時点で使用可能な確認が取れています)。私に紹介情報とかも何も届きません。
適応検査の支払い前に下記2点をスタッフへお伝えください。
①紹介者の氏名:渡辺 淳也(わたなべ じゅんや)
②紹介者の診察券番号:200 0027 849581
金額の補足(医療費控除)
あと金額について忘れずにお伝えしたいのが、医療費控除が適用できるということです!
それ何?っていう話は長くなるのですみませんがご自分で調べてもらうこととして、、
簡単に言うと、確定申告の時に申請することで税金が返って来ますよっていうやつです。
これがバカにならないぐらい大きくて、例えば年間の課税所得額が330万~695万円の人(年収で言うと人によりますが大体600万~1100万くらいの目安かな?)であれば、ざっくり計算で年間医療費から10万円引いた額に対して所得税20% & 住民税10%が返ってくるイメージです。
手術費50万だと、上記例で言えば(50万-10万)×30%=12万円返ってくるということですね!
つまり実質は50万から12万円分引いた38万円しか掛かっていないことになります。
(上記の金額はざっくり一例なので具体的な金額は各自で計算してください。)
こう考えると金額のハードルは思ったよりも下がってくるんじゃないですかね。
ぜひ忘れずに申告してみてください。
手術前(適応検査~手術前日)
まずはHPから申し込んで、適応検査に行ってきました。実はICLという存在を知ってから1か月も経たないうちに検査に行きました。笑
普通の視力検査とかバルーンを見つめるやつから、目に風を吹き付ける検査とか眼球の形をスキャンする検査とか、なんか色んな検査をダダーっとこなしていきます。
途中で、瞳孔を開く目薬を使うので、視界がぼやけてきたりします(遠くは見えるけど手元が見づらくなる遠視みたいな感じ)。けど帰宅して少し経つころにはだいたい戻ります。
ちなみに料金は度数が-5D以上か未満かで変わるのですが、私の場合は残念ながらギリギリ-5Dとかだったので高い方でした、、、
コンタクトは右目-4.0、左目-4.5なのですが、それとはちょっと異なるみたいです。
あとは手術の内容説明を受けて、実施の決定⇒手術日の決定と前金(私は20万でした)の支払い⇒終了って感じです。
時間としては、全部含めて3時間前後(ちょっと忘れました)がっつりかかりました。
ちなみにクリニックはとても綺麗な雰囲気でした。
私は検査の約1か月後に手術日が決まりましたので、それまでは特に何もなく今まで通り過ごしました。
手術日直前も大きな制約とかはありませんが、3日前から目薬を一日4回ささなきゃいけません(コンタクトの上からでもOKとのこと)。
手術当日
いよいよビビりながらも待ちに待っていた手術当日です。
まずは時間を空けながら、何度も目薬を差していきます。殺菌をしたり、瞳孔を開いたり、そんな感じのやつですね。もうなんでもいいやという感じでされるがままに差されまくります。
そして医師のチェックが入るのですが、そのときにびっくりする一言が。
「じゃあ目にマーキングだけしますね~」
!?
手術はまだだと思っていたので心の準備が、、、しかもまだ視界わりと見えちゃってるんですが、、
と思ってる間にペンでちょちょっと書かれて終了。そのあっけなさに、なんかこの後の手術の予行練習ができた気持ちになって少し気が楽になりました。
コンタクトを付けている人なら分かると思いますが、初めてコンタクトを付けるとき、看護師さんみたいな人に手で直接入れられませんでした?あの感覚に近いのかなと思いました。なんか嫌だし押される感覚はあるけど、痛くはないしすぐ終わる感じ。
コンタクトのおかげで目に何か当たることに結構慣れてるおかげもあるかもしれませんね。
そしていよいよ手術に入っていきます。
自分目線で流れを言うと、
目をめっちゃ洗われる⇒とにかく目の前の光を見つめる。まぶしすぎ。⇒なんか目を洗うっぽいことされて目が染みる⇒終了
って感じですね。
思ったより景色が普通に見えたので不安だったんですが、まぶしかったのもあってメスとか注射とかそういうのは全然わかりませんでした。近すぎて何も分からないし、視野の端の方に何かあるかもなーくらいの感じです。そんなことよりまぶしさに耐えることに必死。
目の前20cmくらいの距離で尖ったものを向けられる方がよっぽど怖いと思います。認識できちゃうので。
「メスが目の前に近づいてくる」みたいなイメージを持っている方もいるかと思いますが、そんな感覚はありません。黒目の真ん中にメスを入れるわけではないので、視界の上の方にちょろっと何か出てくるくらいの感じです。
試しに前を向いたまま、人差し指の先端を眉毛の方から下に向けてちょろっと出してみてください。イメージはそんな感じですし、それもまぶしくてよく見えません。
あと、最初の目をめっちゃ洗われる時(どう洗われてるのか不明)くらいから常に触られているような感じがするので、いつメスが目に触れたのかとかは全然気になりませんでした。まぶたをテープで固定したりもするので引っ張られている感覚も常にあります。
そして最初の右目が終わったとき、あれ、もう終わりなの?という感じでした。
施術時間は両目で30分とのことですが、体感としては片目5~10分×2くらいの感覚。
そのまま左目も同様に手術して無事終了。おつかれ自分!!!
手術後は30分くらい目を閉じて休んで、問診をしたらすぐ帰宅という感じです。ちなみに来院してから帰るまでは2時間半。
そう、もう帰宅できるくらい見えるんです!!
まだぼやけた感じとかは残っていますが、視力自体はしっかりあることをすぐに体感できます。こりゃ嬉しい、、、!
術後1週間は外出時に保護メガネをつけてくださいということで、下の写真の眼鏡を渡されます。紫外線を防いだり、物理的に目に何か当たるのを防ぐ目的とのこと。
もっとゴツくてくそダサいやつを覚悟してたけど、個人的にはなんとか許容範囲で耐えた。
あとは目薬も3種類渡されて、すべて使い切るまで怒涛の目薬漬けの日々が始まります。飲み薬も5錠だけもらいます。
ハローグレアについては、光を見ると結構感じます。特にハローの方かな、輪っかが見えるっていうのはこれのことか!となります。自分がイメージしてたより大きい輪っかでした。これは段々落ち着いていくということみたいなので今後に期待。
全体的に言えば、特に痛みとか変な感じは少なくて、さっそく視界がクリアに見えることに驚きます。あれ今コンタクト付けてたっけ?という気持ちになるんですが、なんと付けていないんです、、!
今日はなるべくスマホとかPCを控えて目を休ませてくださいと言われましたが、ごめんなさい令和を生きる私には難しかったです、、、
その他の禁止事項は下の画像のとおり。
手術後の経過
ここからは術後の経過を順に書いていきます。
リアルタイムで書いてるので適宜更新していきますね。(手術日は2023年10月)
翌日健診
さっそく翌日に健診があります。
簡単な検査をいくつかして医師と問診をしたら30分程度で終わりました。
視力は、元々は両目約0.1だったのですが、右1.0、左1.5に回復していました!
右はもうちょっと数字伸びないかなーという感じですが、まだここから目が慣れていって変わったりするみたいなので期待しています。
見え方としては、痛みなど特に大きな問題はなく、ハローグレアだけ感じるような状態です。
もう特に何も気にせず生活できる感じが満載ですが、念のため1週間は注意事項を守ります。万が一でも炎症とか起きちゃうと嫌ですからね!
1週間健診
視力は、右1.2、左1.5になっていました。ちょっと伸びてて嬉しい。
ちなみに入れたレンズの度数を改めて確認したら、右がD -6.5で左がD -7とのことでした。初耳、、笑
生活している中でコンタクトがごろごろするみたいな感じがたまにあったので聞いてみましたが、それも段々なくなっていきますよーと言われました。
ハローもまだまだ残っています。
今回は瞳孔を開く目薬とか使って見てもらうんですが、それでも40分くらいで終わりました。診察自体は一瞬。ただ、終了後すぐ外に出ることになるんですが、まだ瞳孔が開いていて全然見えないし、くそまぶしいという状態。めっちゃ晴れていたのもあって外にいるのがちょっとつらい感じだったので、いったんお店に入ってご飯を食べてる間に若干回復。対策としてサングラスを持っていってもいいかもしれません。
1か月健診
視力は、右1.5、左1.5になっていました。またちょっと伸びてましたが、まあその日のコンディションによるくらいの感じでしょう。
健診は簡単なチェックと問診の30分程度で終了。
眼の状態としては特に前回と変化なしです。
ただハローについてはちょっと気にならなくなってきた気がします。
もう顔洗うときにもがっつり目開けたりしちゃってます。
3か月健診
視力は、右1.5、左1.5で前回と同様でした。もう安定したみたいですね。
内容は前と変わらず簡単な検査と問診でしたが、ちょっと混んでたので1時間かかりました。
眼の状態についても特に変わらず異常なしです。
ただ、一度目がかゆすぎて強くこすった時に、コンタクトがずれたみたいな感覚をしばらく感じたときがありました。それについて質問してみたところ、中でレンズがずれたというよりは目に傷がついたりしたことによるもののはずだとのこと。
その時はしばらくして落ち着いたので良かったですが、もしいつまでもおさまらないような緊急の際はどうすればよいかと聞いたところ、うち(新宿近視クリニック)に来られても何も出来ないから眼科に行った方が良いとのことでした。
6か月健診
視力は前回同様、右1.5、左1.5でした。
健診内容も前回同様で、空いていたので15分で終わりました。
ちなみにハローグレアについては、もうほぼ気にならなくなっています。
友達にICLの話をするときに、そういえば、、と改めて意識して光を見ると輪っかが見えるくらいの感覚。
そもそも輪っかの見え方自体は当初よりも相当薄くなっていて、かつその薄い輪っかも意識の外に追いやられてる感じです。
もう正直次回の健診とかも行く必要なくね?っていうくらい何一つ問題はないんですが、まあ料金に含まれてるしせっかくなのであと1回行って完全終了にしたいと思います。
1年健診
最後の健診を予約するかーと思って予約用のアプリを開いたところ、今はもう1年健診を受けるかどうかは任意なので受けなくてもいいですよーみたいな連絡が来ました。
正直何も問題は感じていないですし、行っても今までの健診と同じようにさらっと終わるだけなのは目に見えていましたし、プライベートの予定となかなか日程が合わなかったこともあって1年健診に行くのはやめることにしました。
ということでこれにて無事すべての健診が終了となりました!
まとめ
総じて言えば、本当に実施へ踏み切ってよかったという気持ちです。
一度やってしまえば、お金的にも長期的に見ればお得だし、何より毎日何もしなくても常に目が見えるというのは最高です。特に朝起きた直後とか寝る前とか旅行の時とかはありがたみが大きすぎる。コンタクトみたいに乾いたりもしませんしね。
デメリットとしてはハローグレアくらいしか感じませんでした。それも時間とともに全然気にならなくなりましたし、まあもしずっと気になってしまっていたとしてもメリットの方が全然大きいという感触です。あとは手術するのに勇気が必要だったというのはありますが、終わっちゃえば関係ありませんし、思っていたより全然大丈夫でした。
メスが目に近づいてくるなんて恐ろしい!と思っている方がいたら安心してください、そんなことはありません。視界の端の方でぼんやりなにかあるかもなーくらいの見え方です。途中でも書きましたが、コンタクトを目に入れることに慣れている人であれば全然問題ないと思います。
まあとはいえ感じ方は人それぞれだと思うので、怖いじゃねえか!という人もいるんだと思います。そんな方でも、きっとほとんどの人が終わってからはやってよかったと感じるだろうなと思います。
金額についても、クーポン適用と医療費控除をしたことによって想像以上に実質負担額が安くなったのは嬉しい誤算でした。こんなに影響額が大きいとは後になって知りました。笑
このメリットの多さと怖くなさが広まれば、やってみる人はこれから加速度的にどんどん増えていくんじゃないかなーと思います。
年齢の早いうち(成人以上)にやった方がお金的にも体験的にも絶対にお得なので、私のように思い立ったが吉日という感じでぜひ検討してみてください!