1993年生まれ、邦ROCKに育てられた男がお届けする厳選プレイリスト
時間帯や季節、気持ち、シチュエーションなどのシーン別にぴったりの曲をご紹介していきますので、BGMの参考などにして頂ければと思います。これまで公開したプレイリスト一覧はこちらからどうぞ。
私の青春時代である2000~2015年くらいを中心に選んでいきますが、たまに新しい曲や古い曲も混ぜていきます。選定基準は歌詞、曲調、曲名、テンポ感などがメインです。
今回は、「東京~日常編~」プレイリスト8選です!
東京は、上京してきた人だけの想いが詰まった場所ではありません。東京で生まれ育った人もたくさんいて、その人たちにとっては東京こそが故郷なのです。そんな人も含めて、東京での日常生活に馴染むような曲をセレクトしました。楽しさ、華やかさ、辛さ、冷たさ、温かさ、、、様々な側面が混在した異次元都市東京。あなたの目にはどんな風に映っているのでしょうか。
他の東京プレイリストはこちらをどうぞ。
- 1.東京流星群 / SUPER BEAVER
- 2.東京 / 銀杏BOYZ
- 3.STAY TUNE / Suchmos
- 4.東京 / 赤い公園
- 5.トーキョー・イミテーション / 椿屋四重奏
- 6.東京 / eastern youth
- 7.東京 / 踊ってばかりの国
- 8.帝都モダン / 相対性理論
こちらからSpotifyのプレイリストにいけますので、ぜひフォローよろしくお願いします。
※Spotifyに無かったので、数曲足りていません。
1.東京流星群 / SUPER BEAVER
東京出身のバンド、SUPER BEAVER。彼らにとって東京を歌うことは、故郷を歌うことなのです。
やっぱり、自分の生まれ育った故郷が好きだという人は多いと思います。だからこそその反動で、東京をけなしたりネガティブに捉える場面もよく目にします。そういった状況は、東京が故郷である人からするととても悲しいものなのではないでしょうか。
近年の東京都の人口は、毎年ざっくり10万人ずつ程度増え続けています。 つまり、東京出身と呼ばれる人たちもどんどん増えているわけですね。もしかすると近い将来、「故郷」という言葉で多くの人が思い浮かべるイメージが東京になり、「挑戦地」として地方を思い浮かべるようなことになっていくのかもしれません。
「僕にとっての故郷は 誰かの憧れ
誰かが鼻で笑ったのが 僕の宝だ」
2.東京 / 銀杏BOYZ
東京が舞台の失恋ソングです。各地から人が集まっている東京では、この曲のように二人の別れと共に物理的にも遠く離れてしまうケースはよくあるかもしれません。あるいは、仕事とか家族とか色々な理由のために東京を離れることが原因で別れることになる場合もあるでしょう。 いずれにしても、それまでずっと一緒にいた存在ともう一生会えないのではないかという状況に急に陥ってしまうと、二人の日々を思い出さずにはいられません。
やっぱり失恋には青春パンクですね!とりあえずまずはこの曲を叫びましょう。
「ふたりを通り過ぎたなんでもない景色が
僕にとってはそれこそが映画のようだよ」
3.STAY TUNE / Suchmos
Honda「VEZEL」のCM曲に抜擢されたことでも有名になりましたね。曲のリリースからはもう4年以上経っているのです。
「金曜夜の渋谷の終電には酔っ払ったゾンビがいっぱいいる」みたいな話から生まれた曲のようです。どいつもこいつも中身のないクソ共ばっか、いい女なんてどこにもいない、という内容ですね。大衆を風刺した曲が大衆にウケてしまったという、まさに皮肉が重なったような曲になりました。
ちなみに、イントロなどで言っている歌詞に載っていない部分について、Gorillazの「Feel Good Inc.」の冒頭部分を歌っているという説があります。なるほど、たしかにそんな風に言っている気がします!言われるまで全然気がつきませんでした。PVがJamiroquaiの「Virtul Insanity」っぽいことなども含め、彼らのルーツが垣間見えますね。
サチモス「STAY TUNE」イントロ歌詞の元ネタはGorillaz? | やわろっく
「風船ばっか見飽きたよ うんざりだもう」
4.東京 / 赤い公園
同じアルバムに「西東京」という曲もありますが、今回はこちらを。
赤い公園も、東京出身のバンドです。この曲も、東京という街目線で歌ったものですね。各地からいろいろな人が夢を持って集まり、失敗して、あるいは成功してそれぞれの故郷へと帰っていく。それを良いとか悪いとか言っているわけではなく、ただただ寂しいという思いを伝えているのが人間味があっていいですね。
「お帰りと言いたくて ただいまと言って欲しくて
どこからでもわかるように ネオンサイン光らせてる」
5.トーキョー・イミテーション / 椿屋四重奏
イミテーション(imitation)とは、模造品とか、まねという意味です。
数々の嘘や偽物、まやかしなどで溢れた東京の街。昼間や夜には上手く隠せているが、朝焼けの瞬間にそれらが一瞬あらわになる。そんな小説のような内容ですが、なんだか分かるような気がします。早朝って物の本質が見えるイメージがあります。
このブルース的要素というか、巧みなコード進行に空間系やモデュレーション系のエフェクターを掛け合わせて独自の世界観を作り出しているあたりはさすがですね。
「本当の事 嘘とまやかし どれだってかまわない
明日の口実さえあれば それですべてが済んだ」
6.東京 / eastern youth
ゆらゆら帝国、toe、ZAZEN BOYZなどの名だたるアーティストたちが参加した、「極東最前線2」というオムニバスアルバムに収録されています。eastern youthは他にも、「東京west」や「大東京牧場」といった東京の曲を出しています。
東京、そしてその中でもがく人々の熱を強く感じる曲です。とにかく動き続けることが必要だし、そうするしかないんだというような印象を受けました。
輪郭のぼやけたギターの音が幻想的で、巨大な都市の情景が浮かびますね。
「東京 花と夢
走って止まって 止まって走って
廻って終わって 終わっても走れ」
7.東京 / 踊ってばかりの国
序盤の方では、夢をもった者たちが集まり必死に走っているみたいなことをいう歌なのかなーと思わせられます。が、いつの間にか政治家の話やDVの話になっていきます。最終的に働き蟻と化してしまった大人たちが、自分の立場を守るために他人を傷つけることを哀れみ嘆いている歌です。
自分自身もこの歌のように、気付かないうちにそういった望んでいない姿になってしまわないように気をつけなければなりません。夢に向かって走るのは素敵なことですが、挫折する未来というのももちろん十分にあります。そうなったときにも、しっかりと周りが見えるように生きていきたいものです。
曲中では何度も何度も東京という言葉を歌います。それぞれちがった言い方で、違った気持ちが込められているようにも聞こえます。
「人じゃ掴めない 人じゃ敵わない
放射能の雨の街 東京」
8.帝都モダン / 相対性理論
最後は楽しげな曲で東京プレイリストシリーズを締めくくりましょう!夜の都会ドライブとかにぴったりそうな曲です。
歌詞の意味はですね、まったく分かりません。笑
まあ、慣れない東京に出てきて「あのひと」を探す、というようなストーリーっぽくはありますが。相対性理論の曲は意味よりも語感を楽しむものだと思っています。
東京という街についても、冷たいだとか夢がなんだとか嘘っぽいだとか何が悪いだとかあんまりあれこれ考えるよりもふわっと感じたほうが良いのかもしれません。「なんか楽しい」とか「なんか面白い」を大切にしていきたいですね。 東京という街の世界観そのものを堪能してやりましょう!
「お願いその目で見つめないで 心が折れちゃいそう」
他にも、People In The Box、GO!GO!7188、フジファブリック、cero、POLYSICS、バズマザーズ、GOING STEADY、eastern youth、サニーデイ・サービス、KEYTALK、Perfume、RIP SLYME、クリープハイプ、MAN WITH A MISSION、スキマスイッチ、などなど、、、、
東京を歌った曲は山ほどあります。もっと古い世代にも、つい最近の曲の中にもたくさんあります。
それだけ心動かされる場所、あるいは覚悟の集まった場所なんでしょうね。
ぜひ他の曲も聴いてみて下さい!
動画を貼れなかった曲は冒頭に貼ったSpotifyのプレイリストをチェックしていただくか、apple musicなどのサブスクで探したりiTunesのリンクで楽曲購入したりしてみて下さい。
他にもこの曲がぴったりだぞ!とかあればぜひコメント欄から教えてもらえると嬉しいです。また、プレイリストのリクエストもお待ちしています!