1993年生まれ、邦ROCKに育てられた男がお届けする厳選プレイリスト
時間帯や季節、気持ち、シチュエーションなどのシーン別にぴったりの曲をご紹介していきますので、BGMの参考などにして頂ければと思います。これまで公開したプレイリスト一覧はこちらからどうぞ。
私の青春時代である2000~2015年くらいを中心に選んでいきますが、たまに新しい曲や古い曲も混ぜていきます。選定基準は歌詞、曲調、曲名、テンポ感などがメインです。
今回は、「東京~数年後~」プレイリスト7選です!
上京して数年が立ち、東京での生活にも慣れてきた方。現状はどんな様子でしょうか。楽しく満喫している方もいれば、思うようにいかず苦しんでいる方もいるかと思います。そんな方にぜひ聞いてほしい曲を集めてみました。テーマの性質上、やはりもがき続けているという内容の曲が多いです。そりゃそうですね、だって目的を達成したらもうやることなくなっちゃうんですから!いつまでももがき続けられるようにこの曲たちが背中を押してくれることを祈ります。
他の東京プレイリストはこちらをどうぞ。
- 1.東京 / きのこ帝国
- 2.tokyo / 雨のパレード
- 3.東京 / ケツメイシ
- 4.東京賛歌 / BUMP OF CHICKEN
- 5.東京 / plenty
- 6.東京フリーマーケット / SAKANAMON
- 7.東京ソーダ / ヒゲドライVAN
こちらからSpotifyのプレイリストにいけますので、ぜひフォローよろしくお願いします。
※Spotifyに無かったので、数曲足りていません。
1.東京 / きのこ帝国
数ある「東京」というタイトルの名曲たちの中でも、屈指の有名度かつ名曲度を誇ります。きのこ帝国の1stシングルです。
これは悲しい曲とも、幸せな曲とも言い難いですね。ただ、本人もこの曲で「ひとりぼっちの音楽を振り切った」と語っているように、とても前向きな曲であることは確かです。それまでのきのこ帝国がどちらかというと暗い雰囲気の楽曲を多く作り出してきた中で、きっととても大きなターニングポイントになった曲だと思います。
この街の名は東京ーーーーー!!!のところのぞくぞく感が半端じゃないですよね。聴くたびに胸の内がざわついてきます。あなたは東京に来て誰に出会いましたか。
それにしてもこのPV、ずっと見てしまうような引力がありますね、、、楽しい休日の予定を考えているようにも見えますし、もう辛いからこの場所を去ろうと考えているようにも見えますし、何も考えず時間が過ぎているだけのようにも見えます。
「日々あなたの帰りを待つ ただそれだけでいいと思えた」
2.tokyo / 雨のパレード
東京という街に慣れ、溶け込んできたころにふと不安というか疑問が湧くこともあるかと思います。 そんなときは、一度立ち止まって夢や現状の確認をしてみましょう。
自分自身が東京に来て変われた部分、変われなかった部分、変わってしまった部分、変えずにいられた部分をひとつひとつ確認してみると何か見えてくるのかもしれません。
まさに東京を感じるようなシティポップサウンドですね。落ち着いた曲調に、透き通ってかつ自然体な声がマッチしています。
「引き寄せた東京 夢を捨てたって 生きてけるように出来た街だ」
3.東京 / ケツメイシ
哀愁がとめどなく漂う日本の大名曲です。ミドルテンポの落ち着いたJ-POPとラップってやっぱりすばらしく相性がいい!
辛いときには故郷の君を思い出し、何かを見つけるまで帰らないという想いを再起させる。近くにいなくても、思い出が力になってくれることもあるんですね。
イントロ等で出て来るエレキギターのリフがもう完璧ですね。まさに哀愁をそのまま音にしたようなフレーズです。アウトロのソロもセンスが爆発していて最高なのでぜひ注目して聞いてみて欲しいです。後ろで流れるアコギのアルペジオも美しいですね~~。
東京が「冷たい」という表現はよく聞きますが、「早い」というのもその通りですよね。暮らしてみてこそ分かることだと思います。
「これだけの人がいるのに孤独 僕の叫びは何処に届く」
4.東京賛歌 / BUMP OF CHICKEN
東京という街をあえてカントリー調で表現することで、東京の温かさを感じられる曲です。ブルースハープが特徴的ですね。
東京と自分の育った街、両者の違う部分はもちろんいくつか思いつくでしょう。ただ、同じ部分を探すことってあんまりないですよね。結局、探し出すとキリが無いくらい同じところだらけなんです。そういったことが「空と地面がある街だよ」という歌い出しに詰め込まれているのがいいですね。
「場所のせいにするな」「自分が決めた事だろ」というように、言っている内容は実は少し厳しめなものだと思います。ただそれを、「勝手に嫌われた東京」という視点から描き、かつこの曲調にすることで優しく方向性を示してくれているように感じますね。
「何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ」
5.東京 / plenty
この曲の中には、とくにポジティブな言葉は出てきません。元気が出るような曲ではないのかもしれません。とりあえず、ただ聴いて、ただ浸ってみてほしい曲です。
自分が本当に行き詰まって辛いときとかって、「元気出せよ」みたいな曲よりも、「辛い」と吐き出している曲の方がよく染み込んでくれるような気がします。
ヴォーカルもまさに言葉を吐き出しているようで曲にマッチしていますね。1番サビ終わりあたりからの繊細なドラムがお気に入りポイントです。
「明日はなんかする事あった? どうやらボクは一人になったようだ
埃臭いバスに揺られ 気付かれないように溜め息をついた」
6.東京フリーマーケット / SAKANAMON
ラッキーチャンスを求め東京に集まった多くの人々。その確率がほんのわずかだということは分かっていたはずだが、いざ現実を目の当たりにするとやはり厳しく辛い世界。それでもそんなのは嫌だとじたばたもがく、そのもがいている最中の曲です。
SAKANAMONは、コード進行にひと味ふた味加えることで、淡さというか儚さみたいなものを生み出すのがとても上手なバンドです。素朴な声で、がっつりと感情をぶつけるような歌い方もいいですね。
東京のごちゃごちゃ感や疾走感、そしてもがいている様が感じられる面白いサウンドです。
「誰だって一度願う 僕だってと手を伸ばす
無理だって思いもせず そもそも僕には小銭しか無かった」
7.東京ソーダ / ヒゲドライVAN
ヒゲドライVANは、ピコピコ音を操るアーティスト「ヒゲドライバー」が率いるバンドです。ヒゲドライバーとしてリリースしたアルバム「幻想ダイアリー」に原曲が収録されています。個人的には、よりピコピコしているそちらの方が聞き慣れていてお気に入りなので、そちらもぜひ聞いてみて欲しいです。
この曲は、東京に行ってしまった相手を想う故郷の人目線です。君のことならなんでも知っているつもりだったのに、今はどこで何を思ってどう過ごしているかとか何も分からず想像するしかないという状況なのでしょう。こんな風に離れた場所から自分のことを気にしてくれる人がいるのは嬉しいことですね。
余談ですが、実は筆者が高校生の頃になんと対バンさせて頂いたことがあります、、!何の縁もない高校生のために愛知まで来て下さる、とっても良いお方でした。
「東京ソーダ 最近どうだい? 都会の空は窮屈かい?
どうせ今夜 泣いていたんだろう? 違うかい?」
今回、東京プレイリストを3パターンに分けてお届けしていますが、正直分類は曖昧です。どのシーンにも響く曲があったりもするので、できれば全パターン聞いてみてほしいです。 上京したときに東京生活を思って日常編を聞くのもいいですし、慣れてきたころに初心を思い出すために上京編を聞くのもいいと思います。
動画を貼れなかった曲は冒頭に貼ったSpotifyのプレイリストをチェックしていただくか、apple musicなどのサブスクで探したりiTunesのリンクで楽曲購入したりしてみて下さい。
他にもこの曲がぴったりだぞ!とかあればぜひコメント欄から教えてもらえると嬉しいです。また、プレイリストのリクエストもお待ちしています!